みなさん、今だから笑って話せる怖い話ってないですか。当時は怖くて思い出すのも嫌でした。
いまの奥さんと結婚する前、同棲をしてた時の話。
自分のほんの少し浮ついた気持ちが、とんでもない事件に発展したのです。奥さんは発狂寸前までいきました。
男性には、特に教訓にしてほしい。
無意識のくせ
人と話をしている時に髪の毛をずっと触ったり。酔っ払った時に、訳もなくずっと、机を拭いてる人もいますよね。
中には人を見る時、胸をまず先に見る人もいます。
「無意識のくせ」ってやつです。
昔、この「無意識のくせ」が原因である女から恐ろしい体験を受けた時の話です。
ヒトミとの出会い
結婚前、いまの奥さんと同棲してた時のはなし。
ある時、彼女が遠方の友達のところへ、遊びに行く事になりました。1週間くらいゆっくりしてくるとのこと。
おとなしく、1人の生活も良いものかと、ゴロゴロと満喫をしていました。そして彼女が家をあけて、何日か経ったある日。
会社の先輩がこんなことを言いました。
「お前の彼女、どっか行ってるんだって?女の子紹介してやるから、電話してみ!」
と、電話番号を渡されました。
「いや~いいですよ~」もちろん断りました。
「かなり、可愛いよ」
┏○)) アザ━━━━━━━━ス!
くい気味でお礼をいいました。
そして帰って電話したのです。
「もしもし、初めまして、てるです」
「こんにちわ。ヒトミです」
これがヒトミとの出会いでした。
受話器の向こうのヒトミ
「ふんふん、ヒトミちゃんね!」
名前の言い間違いを防ぐ為に、雑誌の裏に「ヒトミ」とメモをして話を始めます。
声は明るくもなく暗くもない。少し落ち着いた感じ。
初めはお互い緊張をしていましたが、5分も経つと、冗談も言い合うようになり、よく笑いました。
ヒトミ…当時は黒木瞳という女優が人気で美しく、頭の中で変換して会話を楽しんでいました。
話の中で似ている芸能人を聞いたら、「広瀬香美」とのことで、ん?って思った。
結局1時間位話をして、電話を切りました。受話器の向こうのヒトミは、よく笑うふつうの女の子でした。
そう感じたんです。
ヒトミと会うことはなかった
ただ、車で2時間の距離で、会いに行こうというノリでもなかった。ただ楽しく電話でおしゃべりをしただけ。
1時間くらいお話をして
「またね」
「うん。また…」
社交辞令的な挨拶を交わし電話をきりました。それ以降会うどころか、電話もしませんでした。
向こうからもなかった。
そして、そんな電話をしたことすら、忘れてた頃に、彼女が帰ってきたのです。
サイコ、ヒトミ、発狂する彼女
彼女が帰ってきて3日後に事件はおこりました。
いつものように、布団に寝転んで雑誌を読んでいました。
すると、突然彼女が..
「な、な、なんじゃ!こりゃ~~~!」
と、恐ろしげな雄叫びをあげたんです。
「な、なに?なに?…」
なにも悪いことしてないよな?
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
思い当たることもない。ただ、彼女が怒ってる。
「な、なにか、ございましたでしょうか?」
恐る恐る聞いてみました。
「なにかじゃねーよ!この浮気やろー!だれだよ、このヒトミってのは?あー?」
と、手にとってる雑誌をみて、全ての謎が解けました。そうです。雑誌の裏に「ヒトミ」って、書いてしまってる。
あっ!しまった・・
「いや….先輩に言われて、1度だけ電話をしました…」
「ほんとそれっきりだし…」
と、正直に打ちあけ、許しを得ようとしたのですか、食い気味に
「うそつけー!たった1回電話しただけでこんなんなるかー!このサイコ野郎!(゚Д゚)ゴルァ!!」
と、雑誌を投げつけられました。
「いてっ」
雑誌を拾い上げると
そこには……
….
(当時の雑誌を忠実に再現してみました)
ヒトミちゃん、ヒトミチャン、ヒトミ、ひとみ、ひとみ、ひとみ、ヒトミ、広瀬香美?ひとみ、ひと、ひと、ひと、ひと、ひと、ひと、ひろせ、ヒト、ヒト..ひとみ、、、、」
怖いくらいに「ヒトミ」に夢中。
電話している間、無意識に【ヒトミ】と書き続けてたらしい….
 ̄|_|○
確かにサイコ!みなさんも、【無意識のくせ】気をつけてくださいね。
最後に
導入文が少し長くなりました。
そんな彼女から雑誌を投げられるそこの男性。オススメしたいのがこれ。
雑誌どころか硬めのゴボウを投げられても、脳しんとうはさけられます。
そして投げる側の女性にオススメしたいのはこちら。
まずは怒りをおさめましょう。
クマちゃんのぬいぐるみが側にいるだけで、女の子はおとなしくなるとか、ならないとか。
追加)ヒトミちゃんは何も悪くない良い子でした。
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