子供が小学生の時だからもう10数年前
英語をもっと勉強していたら・・と後悔したお話です。
奥さんには妹がいます。
妹は学生のころからアメリカへ留学し、英語もペラペラです。
そんな妹がアメリカ人と国際結婚をしました。
そうです!僕にアメリカ人の弟ができたのです。
マイブラザーです。
弟といっても、ブラッドピットみたいに、シュッとした感じではありません。
年齢は僕より6つ上、口ヒゲをはやして、アメフトのコーチもしています。ムチムチのガッチリ系!
筋肉質なマリオを想像してください。
「どんなキノコ食べたらそうなるの?」
その妹夫婦がわが家に泊まりにきた事があります。
その儀弟とは初対面です。
英語は話せませんが、ボディランゲージとワードの組み合わせで、意外とコミュニケーションはとれました。
妹は、英語がペラペラなのでややこしいことは通訳してくれましたし。
とにかくマリオは、スポーツ万能でした。
近くの学校へバスケをしに行きフリースロー対決では、完敗。
hey!teru!(おい、てる!)
hetakusone!(へたくそめ)
hahahahaー!(ヒャッハーーー)
多分こんなことを言われてたような気がします。
指の上でバスケットボールを、クルクル~って回しては
ヒャッハーッ
フリスビーも投げ方が違う!日本の投げ方となんか違う!でも上手い!
ヒャッハーッ
子供達もマリオにベッタリ。
2日目はみんなでスキーに行きました。
頂上からうちの子供達を背負って、おりてくるのです。
he~~~ha~~~!
(ヒーーーーハーーーーー)
そんなこんなで、バタバタっと遊んで2日たち、あっという間に帰る時が来ました。
そして帰る前に、お互いのデジカメで撮った写真データを、お互いのメモリカードに移しあおうって事になったんです。
パソコンは2回の部屋。
奥さんと妹は下で夕食の準備をしてるから、上の部屋でマリオと二人っきりに…
夕暮れのオレンジ色の光がへやにさしこんでいます。
あれ?そういえば常に妹や子供達がいたから、本当に二人っきりになったのは初めてだ。
少しドキドキします(話が通じるかな?)
まずは僕が撮った写真データをパソコンで見る。
妹とマリオのナイスショットがあったり、全員でご飯をたべてる食卓の絵があったり。
マリオは筋肉質のくせに、パソコンに詳しく、その写真をどんどんマリオのカードにコピーしていく。
「やっぱりパソコンの操作は共通なんだな~」
そして、次はマリオの写真データの中から、欲しいやつをもらう番。
スキー場の山の頂上で、子供達を撮ってくれてる写真とか、わが家全員の写真などマリオが撮ってくれた写真。
いい写真がたくさんある。
んで、この写真が欲しいってのを、伝えたいのですが、なにぶん英語など話せるはずもなく言葉がでてこないのです。
ん
んん~~
んんん~~~~
と
やっとのことでひねりだした言葉が
「あ・あ・ああ・・・」
「I want you….」
二人っきりの夕暮れの光がさす部屋で、筋肉質な口ヒゲを生やしたマリオに..
「l want you….」
と、ささやく僕。
「ワッツ!?teru!?」
(*゚▽゚)ノ ワッツ!?じゃねーし!
「い、いもうと~!す、すぐきてくれ~!」
妹を呼んで、説明してもらいました。
奥さんも妹も大笑い!僕は赤面。
ただ、なぜかマリオだけが、ペラペラペラペラ~と妹と難しい顔で話をしてました。
あの時、なにを話していたのかいまだに謎です。
これからの時代、英語話せるのってなにかと武器になると思う。
英語はなせないと、大男に愛の告白をしてしまうことになります。
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